【事例】レジオネラ菌感染症と診断された方の自宅風呂を配管洗浄で除菌。
都内に住んでおられる方から、レジオネラ菌に80歳台の高齢の家族が感染し、
保健所から除菌の為の処置を行うよう言われました、と電話を頂き、どうしたら良いかとの相談を受けました。
早速事故の経緯や家庭風呂の状態、大きさ、構造などの事情を聴きました。
高齢のご家族が数日前に高熱を発し、風邪のような症状の為、病院で診察の結果レジオネラ症との診断を
受け、病院から通報を受けた保健所が自宅のお風呂を検査した結果レジオネラ属菌が検出されたということ
でした。
除菌剤「
モルキラーMZ」を使用した見積金額と、他の方法(過酸化水素)での比較検討をされて、
結果早急に除菌作業を行うご要望を受けました。
家族風呂は大きさが80センチ×60×50でガス湯沸かし器によって追い炊きの構造でした。
いわゆる24時間風呂で同じ湯を使って何時でも湯を沸かし利用できるものでした。
しかし同じ湯を使い何日も使用する場合は必ず除菌剤を使用する必要がありますが、
除菌剤の使用がされていませんでした。
又もう一つ危険な問題が判明しました。それはお風呂の底面にゴムのシートが敷かれていて、
そのシートの裏面はヌメリが生じバイオフイルムが生成されていました。
この様なシートは使用を避けるか又は毎日洗浄する必要があります。
除菌の為の
配管洗浄は薬剤投入し、
2時間程度循環運転を行い、排水後すすぎ洗いを行い完了しました。

事例 非塩素系の薬剤による除菌と日常管理
関東地区某県の温泉施設
11月 1日 温泉施設のホテル オーナーより電話でレジオネラ菌対策について
至急相談に乗って欲しい旨連絡を受ける
当日 午後 温泉施設に行きオーナーと面会し、
レジオネラ菌対策の解決策について相談を受ける。
現状はレジオネラ属菌が保健所の検査で検出され、お風呂の使用を 中止している。
レジオネラ菌が検出された原因を調べる為、施設の設備状況を調べ
施設側からもヒヤリングを受ける。
原因究明の為の問題個所を特定する。
問題個所は
- 水位計の配管が行き止まり管になっている。
- 浴槽の側面のタイルの構造に問題(隙間があり)
- 濾過機の近辺にバイパス管があって行き止まり状態になっている。
以上の問題個所を配管洗浄で解消し
この問題については、日常管理の除菌剤としてアルカリ泉に適している非塩素系の薬剤を毎日注入する事とする。
11月 2日 除菌剤を温泉施設に発送。
11月 3日 除菌剤を使用し、浴槽水1Tに対し500ml投入し、
(貯湯タンクにも同様に投入) 配管洗浄を行う。
この配管洗浄中に、1,2,3の問題個所に対して除菌を行い、2時間の循環運転を行い、排水し、
新湯ですすぎ洗いも行う。
新湯を張り完了。
11月 4日 保健所から担当者が来所し検体を採水する。また除菌の為の配管洗浄や問題点について
話し合いを行い、保健所の指示を受ける。
今後一カ月に一度の水質検査と衛生管理についての指示を受ける。
11月20日 保健所の水質検査結果が陰性との報告を受ける。
お風呂(温泉)の営業を再開する。
以後 3か月経過時点でも水質検査は陰性(不検出)で推移し安定しています。
浴槽水の日常管理に非塩素系がお勧めです。
アルカリ泉(PH値が高い温泉)や硫黄泉等の温泉、薬湯の除菌には、通常使われている
塩素剤では除菌効果が低く(厚生労働省HP)、塩素臭などの問題があり万能ではありません。
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