レジオネラ菌に感染した際の症状について
レジオネラ菌に感染してしまうと、レジオネラ症を引き起こしてしまう場合があります。
レジオネラ菌は、菌が繁殖した水を吸い込むことで感染してしまいます。
ですが、水を吸い込むといっても飲むだけではなく、目に見えない程の細かい水滴の水しぶきなどですぐに感染してしまうこともあるため、なかなか防ぐことが難しいです。
感染してしまった場合の症状は、潜伏期間が2~10日程度あった後に、高熱、咳、頭痛、筋肉痛、悪寒等の症状が出てきます。
症状がどんどん重くなって肺炎を起こしてしまうと、呼吸困難になってしまい、他にも胸の痛みや水溶性下痢、
意識障害、多臓器不全などが併発してしまう恐れもあります。
こうなってしまった場合には、死亡する可能性も出てきます。
症状が重くなった場合の死亡率は最高で30%と報告されています。
特に菌に対する抵抗力が低い高齢者や子供は、深刻な事態を引き起こす事が多くあります。
また、糖尿病患者やアルコール中毒症患者、免疫不全者などといった免疫力が弱まっている方や、慢性呼吸器疾患者などの呼吸器症状が見られる持病を持っている方、
肺の機能が弱まっている喫煙者は病状がさらに悪化しやすいとされているので気を付けましょう。
医療機関に受診が遅れてしまい、治療の時期を逃してしまうと、死亡率はさらに60~70%へと上がってしまいます。
そのため、すぐに医療機関に受診して治療を施してもらうことが大切です。